リーマンショックや東日本大震災、海外資本による日本の大企業の買収で、理系の人間が大企業よりも医者のほうが安定した収入が得れると思うようになり、2017年頃をピークに医学部人気はウナギのぼりでした。
ネットでは盛んに東大より地方国公立医学部のほうが難しいのか・・・など舌戦が繰り広げられていましたが、2019年には若干落ち着いてきている気がします。
いよいよ人口減少の始まりで受験生自体の人数が減り、医学部人気も若干陰りを見せてきたようです。一時期のウナギ登り状態からちょっと小休止でしょうか。。。
ただ、相変わらず、全国の優秀な学生は医学部に行きたいようで、東大京大のセンター得点率と国公立医学部のセンター得点率はほぼ同等です。
実は合格人数も東大3000人、京大3000人そして国公立医学部医学科は5500人。
だから「東大・京大 VS 国公立医学部」の分布図を見ても、同じような山なんです。だから、全国の優秀な学生のほとんどはこの山の中に含まれます。
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もう一つ国公立医学部に集中する理由は、国公立は授業料が55万円程度が私立医学部は400万円程度とケタ違いに高いのです。6年間で3000万円!!!
私立理工系でも150万円ぐらいなので、大学院に行って6年でも900万円です。
3000万円なら、下手したら郊外の一戸建てが買えます。
フェラーリやベントレーなど高級車も買えます。エルメスのバーキン、ロレックスなど山ほど買ってもお釣りが来ます!
普通に考えたら国公立医学部に集中して当然ですよね。
ただ、国公立人気と言っても私立も昔とは全く事情が違います。札束さえ積めば誰でも入れると揶揄された時代ではないのです。さらに理工学部なら山ほど私立の学校がありますが、私立医学部はたった31校しかないのです。国公立は50校なので、実は私立もメチャクチャ倍率が高く難関なんです。冒頭に書いた医学部人気のおかげで私立の偏差値も国公立に負けじとうなぎのぼりなんです。
だから、今や滑り止めにならないのです。
私立の面白い傾向は、授業料は2000~4000万円と幅があるので、授業料が安い所が偏差値が高くなっています。当然慶應などの伝統校は高いのですが、順天堂大学のように1千万円近く授業料を下げたところは、偏差値はジャンプアップしています。難易度に比例して授業料が安くなっていると言っても過言じゃありません。
一方、国公立は一律の金額なので、全国どこでもいいのです。だって、医者になるには大学は関係なく、給料には差が無いからです。
だから、灘やラサールなど進学校から全国の国公立にバラまかれます。だから、沖縄から北海道までどの大学もメチャクチャ偏差値は上がっています!医者になって給料はどの大学でも一緒なら、わざわざリスクを冒して、大都市の偏差値の高いところに行く必要もありません。
・・・ということで、国公立の医学部の人気は相変わらず高いわけです。そんなことも、つゆ知らず先日の模試の志望校に全国の医学部をたくさん書いたら全部E判定でした(笑)。どこも一緒なのね。。。
ただ、ここ1~2年、ちょっと小さな変化が起きています。
上記理由で、全国の医学部が大人気なのですが、地方の病院に行かず、都会にみんな戻ってしまうので、地域枠入試制度などを大学が設けるようになりました。その県に在住で、ある一定の年数を大学が指定する病院に勤務するというものです。
「全国どこの医学部でも同じ」という考えに歯止めがかかってきました。地域枠は足かせがあるので、他県の優秀な学生が受けることが出来ないので、必然的に偏差値は下がります。従って、学生の質の低下を招くのでは・・・と言う声も出てきたのです。ただ、過疎地の医師不足は深刻なので、そんなことは言ってられない状況です。
そんな中、学生数の減少の波が来ると、地域枠で定員割れなんて事態が発生しているようで、定員削減という奇妙な動きも出てきたのです。医師不足なのに定員削減なんて・・・。
ということで、ここ1~2年は揺れ動いている医学部入試状況なんですよね。
今後、AIやロボットなど発展して、さらに人口減少がドンドン進むと本当に医師が就職先として良いのか・・・過酷な労働条件に本当に耐えれるのか・・・正解は分かりませんね~。
ただ、今まで志望校や志望分野も全く決まっていなかったので、親としてはようやく本人が示した進路先ですから、尊重して応援してあげないと!!
さあ、今更ですが医学部目指して頑張るぞ!!(センターまで2か月切ってますけど・・・)
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