《釣り2日目》
2日目は「我々が単なるファミリーフィッシングではなく本気で60cmもしくは10lbオーバーを狙っている」とガイドが悟り、大型の反応が無いとぽんぽんとポイントを変えた。朝一のシャローをどんどんチェンジして探ったがいまいちで9時ぐらいまでノーフィッシュ。マグナムフルークやワイルドアイ・スイムシャッド6”など大型ルアーを試したが反応無し。日が昇りブレイクラインを攻めると、ワイルドアイ・スイムシャッド4“が大爆発で、1時間で50オーバー5本。バラシた物やガイドが釣った物を入れると10本ぐらいが1時間でヒット。それも15m×15mぐらいの特定のエリアで固まって釣れた。日本ではこれだけスレずに釣れ続けることは考えられない。相当たくさんの50オーバーがストックされていると改めて痛感。我が子の勇姿をビデオ撮影したり、記念撮影したりしてこの結果なので、普通の人がやったら1時間に10本以上は50オーバーをあげていただろうと思った。それぐらいすごいラッシュだった。長男もしっかりと57cmを上げ、さらに自己記録更新。それも57、57、56と立て続けに上げ、あっさりと私の自己新を抜き、スーパーキッズぶりを発揮していました。これはやばいぞ(汗)。長男のタックルは私の昔使用していた15年以上前のアルテグラと一度折れて適当に継いだクァンタムの竿に10lbライン。全く日本の野池向けタックルですが、しっかりとドラグ調整をしていたので、ラインブレイクも無く完璧にキャッチしていました。ただ、腕力が無いのでフッキングがどうしても弱く、ミスフッキングは多々ありましたが、それにしても我が子ながらお見事だと思います。ラッシュが終わり立ち木のディープに移動しテキサスで探るもポツリポツリと45クラスが上がるだけで冴えなかった。長男も私も先ほどのラッシュで放心状態になり完全に気が抜けてビールを飲みながら余韻に浸っていた。日差しも強くなり長男も限界に近くなったところで午前の部を終了。
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今日も午後からは2時半からスタート。長男は発熱で薬を飲みながら限界直前だったが、昼飯時に今日からスタートのアメリカ人が10lbオーバーを朝一でキャッチしたとの情報が入ったため、やる気満々で午後からもスタート。やはり日が高いうちは立ち木エリアでテキサスの指示。今回どうもテキサスが不発でサイズが延びない。午前中のラッシュエリアからフラットにかけて再度チャレンジするも不発。4時ぐらいにようやくグッドサイズがフラットエリアでヒット。57cmの自己新記録。「よかった。よかった。長男に並んだ。」ルアーはもちろんワイルドアイ・スイムシャッド。しかし、その後サイズが伸びず。別のブレイクエリアへ移動。ぱっと見なにも無いようだが、いつもガイドは魚探を見ることも無く、こちらに向かって投げろと指示。完全に頭の中に地形が入っていて、「もう少し右」「もう少し奥」と細かく指示を出します。ここにきてようやくキャロライナの指示。ネット情報ではメキシコはキャロ地獄と言っているのに2日目の夕方まで全く指示は無く、ようやく真打登場と言う感じでした。長男と「リザードこんなに買ってこなくて良かったじゃん」とぼやいていましたが、やっと消費する時が来ました。さすがキャロは良く釣れ入れ食い状態でした。長男もロングキャロで地面にワームをこすりながらのキャストで悪戦苦闘。時々ガイドに投げてもらっていましたが、まぁそれにしてもよくキャロでも釣ります。2人とも50アップは釣れませんでしたが、45アップばかり連発し手がだるくなりました。そんな中、一回長男の竿に超大物が掛かりました。ぎーぎーぎーといきなり長男の竿が持っていかれ、ガイドも私も「グランデ、グランデ。竿立てて!!」と叫びましたが、長男は一度も竿を立てることができず3回絞り込まれたところでスポッと抜けました。ラインブレイクしたわけでもなく、フックが伸びたわけでもなく、マグナムリザードだけ無くなっておりました。その後、夕方のお決まりのシャローへ行きフルークで数匹上げ2日目終了。今日は40匹程度と数は伸びなかったが、平均サイズは圧倒的に伸びた。
今回、メキシコ人、アメリカ人それぞれ10lbオーバーが1回だけヒットしており、ある意味我々にもその1回が来た訳ですが、キャッチできませんでした。時間、ポイント、ルアーすべてガイドが助けてくれるので、あとは必ず3日ぐらい居れば1~2回やってくるチャンスを物にするかだけです。ガイドも「何日居るの?」「3日」「じゃあキャッチできるかも。がんばろう。」そんなノリです。細かいテクニックや能書きはここでは要らないとつくづく感じました。しかし、その1回を逃したので、いよいよ「あせり」が出てきました。
アメリカ人の10lbオーバー
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