《レイクエルサルト釣行記1》

《経緯》

ここ数年しばらく釣りから離れていたのですが、我が家は2007年からアメリカに赴任し、たまたま自宅の裏の池にバスがいたので長男と一緒にバス釣り再開しました。長男は6歳からバス釣りを始めましたが釣り運が強く、いきなり40オーバーを連発し7歳にして45クラスを何本も上げ、生意気にも50オーバーを釣りたいと言うようになりました。自分が小学1年のころは10cmのオイカワを釣って喜んでいたのに、恐るべきスーパーキッズです。赴任が今年で最後なのでアメリカにいる間に何とか長男に50オーバー、私は60オーバーがキャッチできないかと日々思っていました。ワールドレコードクラスはカリフォルニアやレイクフォークもしくはフロリダで上がっているのですが、60もしくは10lbクラスとなると圧倒的にメキシコのほうがはるかに確立が高いことを知りました。妻も私がこちらにいる間にBigバスを釣りたいと言っている事を知っており、長男もメキシコに行きたいと言っていたので、快く了解してくれました。娘にはもともと欲しいと言っていたものを買うと言うことで、了解してもらい晴れてエルサルト行きが決定しました。4/5~9(釣りは3日間)航空券はこちらに住んでいるので自分で手配しましたが、ロッジはACCESSさんという日本のサイトを通したほうが安くできるとロッジから連絡があった為、そこを通すことにしました。

《準備》

過去ロッドケースに課金されたとレポートがあったので、航空会社の規定を念入りに調べ、ロッドは6ft以下、スーツケースは長男と併せて1個にしたため、全く課金無くスムーズにチェックインできました。タックルは特にロッドは踏まれる可能性があるとのことで、安物でそろえました。日本のように細いフロロのラインでネチネチやることは全く無く、ぶっといナイロンでゴボウ抜き。正直、日本の釣りとは次元が違います。

私用:
ミデアムヘビー ベイトキャスト 25lbライン(ナイロン)
ミデアムヘビー ベイトキャスト 20lbライン(ナイロン)
ミデアム    ベイトキャスト 20lbライン(ナイロン)
ミデアム    ベイトキャスト 20lbライン(PE)
ミデアム    スピニング   20lbライン(PE)

長男:
ミデアム    ベイトキャスト 17lbライン(ナイロン)ほとんど使用せず
ミデアム    スピニング   10lbライン(ナイロン)

ルアーはマグナムリザード、ソルティースーパーフルーク、センコー5”のウォータメロンレッドフレーク、ソルティースーパーフルークのパールホワイト、ワイルドアイ・スイムシャッド4”チャート系、ラトルトラップ、POP-R、チャグバグと過去よく登場したものをそのまま購入。Walmartやバスプロショップの安売りですべて2~3ドルで揃えました(2ヶ月ぐらいかけ安売りを見つけては購入)。もちろんチャート染色液もラインも安売りを見つけては3ドルぐらいで、チビチビと購入して、エルサルト用の買い物を楽しみました。今まで重さを気にしていなかったのですがせっかくなのでバークレーのデジタルスケールを購入しました。しかし現地では液晶が真っ暗で結局ガイドの物を使用し出番無し(帰宅後偏光グラスのためだったということが判明)。

《出発》

ケンタッキー州からなので、あまり参考にならないので省略しますが、1点メキシコ入国時驚いたことがおきましたので紹介します。税関を通過後、警官に呼び止められ「母親はどこにいますか?」と尋ねられ「家で留守番」と言うと、なんと「許可証を見せてください」と言うではないですか。そんなこと聞いていねぇよぉ。一瞬あせりましたが冷静に「母親に電話してOKと言えばいいでしょ」と家に電話して妻に長男の生年月日など軽く尋ねられ無事釈放・・・。メキシコでは子供の誘拐が多く臓器売買などに売られると聞いた事があり、このような警察の対応に妙に納得ました。

《到着》

皆さんが書いているように空港には名前を持ったドライバーが待っており、1時間ぐらい走り到着。お決まりのマルガリータでお出迎えされ、部屋に案内されました。部屋の様子や食事等は他のサイト情報通りで釣りの寝泊りには十分です。送り迎えやランドリーサービスや食事など考えると本当にコストバリューがあると思いました。余談ですがケンタッキーと時差が2時間だったので、5時半起床もケンタッキータイムで7時半とちょうどぴったりで大変楽でした。


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《釣り1日目》

悪路を5分ほど走りいよいよ船着き場に到着。ガイドを紹介され、いよいよ乗船。さすがに7歳の子供用のライフジャケットは無いので長男のものは持参。ボートはフルフラットではないがFRPバスボートタイプで、そんなに大きくないエルサルトにはちょうど良いサイズ。11月から4月が乾季で水位が低くティラピア漁が行われ、ネットがいたるところに張られ、ネットの迷路の中で釣りをしている感じであった。話によると1日から10日まではネットが張られ、5日間間を空けて15日から25日まで再び張られるそうだ。今回の釣行は最悪にもネットが張られているタイミングであった。ネットをよけつつ、はじめはシャローの立ち木エリアに到着。さてお決まりのポッパーかと思いきや、いきなりスピニングを渡されフルークと一言。えっ。ネット情報では皆スピニングは使わなかったと書いているのに…不審に思いかけていたが…「いや。ここはガイドのアドバイスに従おう。」とワンキャスト。と、いきなり小粒のバスがぐいぐいとヒット。「なるほどこれが皆の言っていたエルサルトバスは良く引くということか」と感心していると、長男にもヒット。とりあえず順調なすべり出しに安堵。とその直後、長男の竿に大物がヒット。あげてみると52cmのグッドサイズ。早速長男の目標であった50オーバーは30分も立たずして軽くクリア。わが子ながら恐るべき才能。そして恐るべきレイク・エルサルト。ここでのパターンはノーシンカーのフォーリング中かその後に2~3回トゥイッチするとヒットするパターンであった。


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しばらく流し45クラスがバンバン釣れるが、なかなかサイズアップせず移動。次は比較的ディープな立ち木エリアで、ガイドの指示はテキサス。マグナムリザードのテキサスで探るも40クラスがぽつぽつと反応するのみ。ガイドは私に投げやすいボートポジションを取るため、長男はリアシートで投げづらく悪戦苦闘。バックラッシュや飛距離が伸びないベイトに見切りをつけ、スピニング一本宣言。さすがに7歳の子にはこの立ち木の中でのキャスティングは無理か・・・。その後何箇所かディープエリアをテキサスで探るも40クラス止まりで午前中を終了。すでに30匹以上釣っており早くも手が疲れてきた。

食事と休憩を挟み2時半から午後の部がスタート。ロッジにもう一組居たメキシコ人が午前中に11ポンドオーバーを釣り上げた為、俄然やる気になり通常3時と言っていたが、30分早めてもらった。長男は休憩なんかいらないと豪語していたが、部屋に戻るとパタッと一瞬で寝てしまった 。昼からもテキサスでのスタートであったが全く沈黙。ブレイクから上がったフラットエリアでバイブレーションやワイルドアイ・スイムシャッドで探ると40クラスのバスがぽつぽつ釣れ始めた。ややシャローのほうにキャストしてみると、グッドサイズがヒット。56cmの自己新が釣れとりあえずほっとしました。ブレイク側に移動しても56cmがヒットし、さすがエルサルトと改めて感心。シャローもディープもスローリトリーブ中にボトム近くでヒット。長男もバイブレーションなどでポツリポツリと上げるもののサイズが伸びず。ものすごい日差しですでにグロッキー気味。暑い暑いとぐずり始めました。

日が傾きシャローへ移動し、またまたフル―クのノーシンカー。長男も最後の力を振り絞り、50cmをキャッチ。別のシャローで私も同じくフルークのノーシンカーで50cmをキャッチ。7時半を過ぎ日が沈んだので本日は終了。本日は2人で50匹以上、MAX56cmであった。ガイドにお礼とチップを渡し「明日こそ60オーバーか10lbオーバーを釣りたい」と告げ、ロッジへ向かった。私も長男も真っ黒に日焼けし本当にくたくただった。ロッジに帰るとすぐに夕飯を食べたが、長男はすでに限界であまり食欲も無かった。何とか眠らないようにがんばって食べさせ、部屋に戻り速攻で爆睡。


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