・Dior Fahrenheit

・Dior Fahrenheit

この香水は名前でノックアウトされました。当時、化学で習いたての摂氏と華氏。華氏のファーレンハイトさんの名前がドーンと新聞一面広告で真っ赤に出てたので、衝撃的でした。それから20年。ミニボトルが安く売られていたので、とにかくあのファーレンハイトの香りが欲しいと購入。実際の香りは広告の衝撃とは裏腹に、意外にもマイルドで驚きました。当時プワゾンでバブル真っ盛りを突き進む、クリスチャンディオールだったので特にそう感じました。初めのラベンダーや柑橘系やフローラルな軽やかな香りのあとで来るムスクとウッドの複雑な香りが長く続きます。この辺りはさすがにディオールだなぁと感心させられます。昨今のさわやか柑橘系しか知らない若い子たちにはちょっと重いかもしれませんが、この年になるとこの重さが良く感じれるようになりました。



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