コニファーの王様のホプシー。
コロラドトウヒの仲間の北米原産のホプシー。日本の気候には合っておらず、なかなか種から育てることが難しい。
また、挿し木ではほとんど不可能で、接ぎ木しか増やすことが出来ない。
その美しさと人気の割に、流通量も少ないので、非常に高価。
接ぎ木で何年も掛かってようやく商品になるので、小さな木でも数万円する。
我が家も20年近く前に植えたホプシーが立派に育っている。
しかし、一つ問題が。20年も生えていると、家の高さぐらいの大きさになり、隣の敷地まで広がってきたこと。
今は畑になっているが、いつ宅地になるか分からない。Xデーはいつ来るか分からないのです!!
剪定して小さくするにも、上のほうはたくさん枝があるが、下の方は光が当たらないので、全く枝が無い。そうなると、半分の大きさに切ることも出来ない。
また、20年近く経っているので、いつ病気になってやられるか分からない。
そうなると、何とかこのホプシーの分身が出来ないか・・・ということで、接ぎ木で増やすことにした。
しかし、ホプシーの接ぎ木の情報が少なく、手探り状態でやってみた。
《台木探し》
まず接ぎ木をする為の台木探しに困った。盆栽用の松の木はよく売っているのだが、このコロラドトウヒを継ぐことが出来る日本の木は何なのか?そこからわからない。近所のホームセンターでトウヒの木なんて売っていない。カナダトウヒやドイツトウヒなどの木はそれなりに高価なので、なんとか安い物は無いかと探したところ、アカエゾマツの苗が安く売っていた。
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エゾマツという名前だが、松ではなくトウヒの仲間。日本で自生しているものでは、エゾマツが一番手に入りやすいようだ。ちょうど新芽の季節で、これはこれで非常にきれい!!
《準備するもの》
接ぎ木テープ(メデールで間違いなし)。接ぎ木ナイフ(果物ナイフ・カッターでも良い)。切り口の消毒剤(穂木を切ったところを保護)←念のため。
《接ぎ木方法》
いわゆる腹接ぎの要領で接ぐ。穂木(ホプシー)は芽がある若い部分をセレクトして一節分をカット。形成層が多く密着できるように斜めにカット。
台木に切り込みを斜めに入れて穂木の形成層と台木の形成層を密着させる。あとは接ぎ木テープを巻くだけ。メデールは自己接着タイプなので引っ張って撒くだけで、適度な粘着力を発揮!高いだけあって使い勝手、実績共に良いね。
今回は台木が非常に小さく貧弱なので、とってもアンバランス(笑)。もう少しこの台木のアカエゾマツが大きい方が安心して接げるのだが、なんせアカエゾマツはホプシー以上に成長が遅いらしい。。。
ホプシーの芽が出てきたら、支柱を立てて徐々にホプシーメインに主幹を立てて、樹勢を見ながらアカエゾマツの芽を摘んでいく。
成長記録は別途。
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これしかない!!これで失敗したら諦めれるしね(笑)!
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これぐらいの大きさだと安心だけど、高いよね~。台木にするには・・・。
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これぐらいなら何本か買ってトライできるよねぇ。
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マジで安い!!